この言葉の印象は、
学校を二つ掛け持ちするのかな?
なんだか忙しそうだな~
学費も高くなりそうだし…
そんなイメージを持たれるのではないでしょうか。
学校を二つ掛け持ちするのは本当です。
学生証も二枚あります。
放送大学という通信制の大学の講義を京都建築大学校の校舎で受けるので、通うキャンパスは一つです。
気になるのはその内容…
京都建築大学校という専門学校で、大卒を得るために必要な単位を放送大学の講義を受けることで取得できるわけです。
KASDは建築に関することを学びます。
他の大学にあってKASDにはないのに大卒資格が得られるものがなんだか分かりますか?
それは一般教養です。
一般教養とはどんな大学にも存在する、自分の専攻には全く関係ないのに単位を取らなければならない講義のこと。
内容は科学や地域学、歴史、看護分野など本当に多岐にわたります。
大学とは違い受講する講義を自分で選ぶことはできません。
予めカリキュラムを組まれた講義の中から指定の単位が取れればよいので、必要単位分の科目で点数をとれたらいくつかは不合格の点数でもOKという感じです。
建築に関係のない科目がほとんどですので、皆全く興味がありません。
大学なら教壇に先生が立って講義をしてくれますが、放送大学の講義はすべて録画されているDVDを見るだけです。
先生や職員の方がいるときは出席を取っているときです。
そしてやはり映像見るだけでは単位はもらえませんので、中間試験と期末試験なね通らねばなりません。
中間試験は教科書を持ち込めるのでただひたすら調べて解答すればほぼ受かります。
中間試験に通れば期末試験を受けることができます。
期末試験は教科書を持ち込める科目と持ち込めない科目があり、難易度もまちまちです。
持ち込めるものでも小論文を書くような内容なら役に立たないんです。
基本的に全科目過去問や予想問題が配られるのでそれに沿って試験勉強をします。
全く役に立たない科目もありましたが、単位を取るためだけの目的なのでそのような科目は捨てて他の取れそうな科目で頑張っていました。
残念ながら一般教養の内容が今の生活や就職に役に立ったことはひとつもありませんでした…
これは大卒のためと割り切っていきましょう。
KASDにただ4年通っても一般教養の単位が取れていなければ大卒にはなりませんので注意してくださいね。
KASDの単位は満たされているけれど放送大学の単位が足りず大卒にならないままKASDを卒業してしまう生徒が毎年必ずいるんです。
そうならないように一般教養を後回しにせず、4年の前期で取りきれるようにしましょう!