京都建築大学校【KASD】ってどんなところ?

どんな学校なの?卒業生が全部教えます!

園部ってどんなところ?通える?

KASDのキャンパスは、京都駅から電車(JR)で1時間ほどの終点、園部駅からアクセスします。

京都らしさはあまり感じられない長閑で何もない学生の街です。

園部町は現在は合併して南丹市となっており、市役所もここ園部にあります。

 

学校は駅西側の丘の上に建っています。

園部駅の改札を左に出てロータリーを越えると、左手奥に大階段が見えてきます。

この階段がなかなかキツイのですが、他にキャンパスへアクセスするルートも坂道を登るしかありません。

電車通学の生徒は皆このルートで登下校しています。

電車通学できる範囲の限界は、京都でJRならば北は福知山あたりまで、車ならば舞鶴あたりまでかと思います。

大阪ならばスクールバスを使って関西空港あたりから通っている生徒もいました。

電車でも片道2時間半ほどかかるのではないでしょうか。

兵庫県なら神戸市内あたりまでかと思います。

これでも家賃より定期代の方が安く済みます。

あくまで目安ですが、奈良県なら橿原市あたり、滋賀県であれば彦根市あたりでしょうか。

 

始業は9:45ですが通勤ラッシュとぶつかる生徒もいて、途中から園部で一人暮らしを始める方も多いです。

 

関西圏外からの進学となれば園部で住むことになるでしょう。

家探しはKASDが所有する学生寮や管理しているアパートがありますので、入学が決まれば資料をもらえます。

 

学生寮は駅前と学校内、駅から15分程度歩いた住宅街に点在しています。

セキュリティも一般的なアパートよりはしっかりしていますし、かといって友達を呼べないわけではないのでおススメです。

本当は家族以外入れられない規則ですが、学校内にある寮以外は緩いのであまり干渉されません。

 

学校の管理物件となっているアパートは、二本松学院の生徒専用で普通の賃貸と同じく大家さんがいます。

地域の大家さんを学校が紹介してくれているイメージですかね。

ただどの物件も築年数が古く、あまりいい印象がありませんでした。

 

園部は一般的な賃貸物件も多くありますが、学校から離れるとファミリー向けの大きな部屋しかありません。

一人暮らしであれば必然的に学校もしくは町の中心部に近いところになるでしょう。

家賃相場は1Kでおよそ4万円、そこに光熱費などが入ってきます。

私は車を持っていたので駐車場を借り月5000円程払っていました。

 

生活する上で車はとても便利です。

園部駅方面から町の中心部へアクセスする際にアップダウンがあるので、自転車での生活は少し不便を感じていました。

遠回りすれば平坦な道もありますが、冬は積雪や路面凍結の心配もあり、結局は車を購入しました。

もちろん自転車の方もかなり多いですし、原付も重宝はしますが私には車が合っていました。

 

駅周辺にはスーパーがなく、少し離れたところに3店舗ほどあります。

外食できるお店は少ないですが、マクドナルドやうどん屋さん、ほっかほっか亭、ラーメン屋、ピザ屋、カフェ、とんかつ屋、居酒屋などどれも家庭的なお店なのが特徴です。

 

コンビニは困らない程度にあるので安心です。

ローソン、ファミマ、セブン、ミニストップがあります。

 

となりの亀岡市へ足を伸ばせばすき家やジョイフル、チェーン店の居酒屋もあります。

また100均は園部になく亀岡へ行かなければなりません。

本屋やレンタルビデオ屋も品揃えの観点から亀岡の方を利用していました。

 

病院は丹医会病院という総合的な病院があるので大丈夫です。

歯医者さんや耳鼻科、眼科なども点在しています。

 

学生が多いので治安としては悪くはないです。

ただ夜に出歩く人が少ないので外灯は少なめです。

しかし遊びに行くところがないのでおおよそ誰かの家で騒いでいることが多く、近隣の騒音に関してはいろんなところから愚痴を聞かされたものです。

これはどこの地域でも同じでしょうね。

 

また私が一番驚いたのは暑くて寒い気候です。

過ごしやすい場所で育ったこともあり、-7℃や38℃なんていう数字は見たことがありませんでした。

京都一寒暖差が大きく、また霧が濃いのが特徴です。

 

自然豊かでのんびりした生活ができますので、都会へのあこがれが強い方には少し物足りないかもしれません。

鹿に遭遇したり、台風で川が氾濫したり、田舎ならではの経験もたくさんします。

それでもここでしかできない体験をたくさんしてほしいと思っています。